始皇帝とは?
しこうてい
始皇帝とは、紀元前3世紀に中国を初めて統一し、皇帝という称号を初めて用いた秦の君主・嬴政(えいせい)のことです。
始皇帝(紀元前259〜紀元前210年)は、秦国の王・嬴政として即位し、紀元前221年に中国を史上初めて統一して「皇帝」を名乗った人物です。「始皇帝」とは「最初の皇帝」を意味し、自ら創出した称号です。
統一後、それまでばらばらであった文字・度量衡・貨幣・車軌を全国で統一し、中央集権的な郡県制を敷いて地方支配を強化しました。これらの制度整備は、後の中国王朝の基本的な統治形態に大きな影響を与えました。
また、北方遊牧民族(匈奴)の侵入を防ぐために既存の城壁を連結・拡張し、万里の長城の原型を作りました。一方で、儒学書の焚書・儒者の坑殺(焚書坑儒)を行い、思想統制に乗り出したことでも知られます。
死後の陵墓には、実物大の兵士・馬・戦車を模した数千体の兵馬俑が埋葬されており、1974年に発見されて世界を驚かせました。始皇帝は卓越した統治者として評価される一方、苛烈な支配で民衆を苦しめたとも評され、その評価は今日でも複雑です。秦は彼の死後まもなく滅亡しました。
使い方・例文
「始皇帝が統一した文字や度量衡は、中国文明の共通基盤として後世に受け継がれた」のように、中国史や東洋史の文脈で用いられます。
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