市川崑とは?
いちかわこん
市川崑とは、日本映画界を代表する映画監督で、独自の映像美学と社会批評的な視点を兼ね備えた作品を数多く生み出し、戦後日本映画の黄金時代を支えた巨匠のひとりです。
市川崑(いちかわ・こん、1915〜2008年)は、三重県出身の映画監督で、日本映画史に残る多くの傑作を世に送り出しました。アニメーターとしてキャリアをスタートさせ、その後実写映画の演出に転じ、独特の映像感覚と鋭い人間観察を持つ作家として評価されました。
市川崑の作品は、社会の矛盾や人間の内面を時にユーモラスに、時に痛烈に描くことで知られています。文学作品の映画化にも積極的に取り組み、谷崎潤一郎や三島由紀夫など日本文学の名作を映像化した点でも高い評価を得ています。
主な代表作は以下のとおりです。
- 『ビルマの竪琴』(1956年、1985年にリメイク)
- 『炎上』(1958年)
- 『おとうと』(1960年)
- 『東京オリンピック』(1965年、記録映画)
- 金田一耕助シリーズ(『犬神家の一族』など)
1964年東京オリンピックの公式記録映画『東京オリンピック』は、芸術的なドキュメンタリーとして国際的にも高く評価されました。晩年まで精力的に活動を続け、2006年に金田一耕助シリーズ最新作を完成させるなど、生涯現役の映画人として多くのファンに愛されました。
使い方・例文
「市川崑監督の『犬神家の一族』は金田一耕助シリーズの代表作として、日本映画史の名作を語る場面でしばしば取り上げられます。」
この用語をシェア
最終更新: