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岩石氷河とは?

がんせきひょうが

岩石氷河とは、岩屑の内部に氷を含み、ゆっくりと斜面を流動する、岩と氷が混合した地形のことです。

岩石氷河がんせきひょうが)とは、岩石の破片(岩屑)が大量堆積した中に氷や氷混じりの土砂が含まれ、重力によってゆっくりと斜面を流動する地形体のことです。英語では「rock glacier」と呼ばれます。周氷河環境(永久凍土が存在する寒冷地帯)に特徴的な地形として知られています。

岩石氷河の成因については主に二説があります。

  • 氷河起源説:元々の氷河が岩屑に覆われて外観が変化したもの。
  • 永久凍土起源説:岩屑の間隙に地下水が凍って氷となり、永久凍土と岩屑が一体となって動くもの。

表面は無数の岩石で覆われており、一見すると崩れた岩場のように見えますが、内部に氷を含んでいるため年間数センチから数十センチ程度の速度で移動し続けます。馬蹄形や舌状の形を持ち、末端に急崖を形成するのが典型的な形態です。

気候変動による永久凍土の融解は岩石氷河の活動性に影響を与え、流動速度の増大や構造の不安定化をもたらすことがあります。また岩石氷河が保持する氷は乾燥地域の水資源として重要視されており、中央アジアやアンデスでの研究が進んでいます。

使い方・例文

アルプスやヒマラヤ、アンデスの高山帯で多く見られ、衛星画像では表面の凹凸と流動方向に沿ったリッジ(畝状隆起)が確認できます。

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