小選挙区制とは?
しょうせんきょくせい
小選挙区制とは、一つの選挙区から1名だけを選出する選挙制度で、最多得票者が議席を獲得する仕組みです。
小選挙区制とは、選挙区を細かく分割し、各選挙区で最多票を得た候補者1名のみが当選する選挙制度です。英語では「First-Past-The-Post(FPTP)」とも呼ばれます。
この制度の最大の特徴は、得票数が2位以下の候補者の票が「死票」となり、議席に反映されない点です。結果として、二大政党制が生まれやすく、政権の安定につながりやすいとされています。イギリス・アメリカ・カナダなど英語圏の国々で広く採用されています。
小選挙区制の主なメリットとデメリットは以下のとおりです。
- (メリット)有権者が特定の候補者を直接選びやすく、地域代表としての責任が明確になる
- (メリット)過半数政党が生まれやすく、政権が安定しやすい
- (デメリット)少数政党が議席を得にくく、死票が多くなる
- (デメリット)得票率と議席占有率がずれやすく、民意が正確に反映されない場合がある
日本では、1994年の政治改革によって衆議院に小選挙区比例代表並立制が導入されました。全国に289の小選挙区が設けられており、比例代表の176議席と合わせて465の議席が配分されます。この制度導入以降、自民党と野党第一党が競う二大政党的な構図が生まれやすくなったと分析されています。
使い方・例文
「小選挙区制では、激戦区で僅差の敗北となった候補への票はすべて死票となる。」のように、選挙制度の解説や政治の文脈で用いられます。
この用語をシェア
最終更新: