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実存的不安とは?

じつぞんてきふあん

実存的不安とは、人間存在そのものに根ざした「死・自由孤独・無意味」などに対する根源的な不安のことです。

実存的不安(じつぞんてきふあん・英:existential anxiety)は、実存主義哲学や実存的心理療法の概念で、人間が生きていく上で避けられない根本的な問い——「なぜ生きるのか」「死んだらどうなるのか」「自分の存在に意味はあるのか」——に直面したときに生じる深い不安を指します。

哲学者セーレン・キェルケゴールが初期に論じ、マルティン・ハイデガーが「不安(Angst)」として体系化しました。心理学の分野ではアーヴィン・ヤーロムが四つの実存的課題として整理しています。

  • :いつかは必ず終わるという有限性への恐れ。
  • 自由:自らの選択に責任を負わなければならないという重さ。
  • 孤独:究極的には誰とも完全に分かり合えないという断絶感。
  • 無意味:人生に客観的な意味が存在しないかもしれないという虚無感。

実存的不安はすべての人間に潜在しており、通常の神経症的不安とは区別されます。適切に向き合うことで自己理解や意味の創造につながるとされ、実存的心理療法ではこの不安を回避するのではなく直視し、対話を通じて意味を見出すことを目指します。

使い方・例文

大切な人の死を経験した後や、人生の転換期(定年退職・重い病気の診断など)に「自分の生きる意味とは何か」と深く問い始めるとき、実存的不安が前景に現れます。

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