大地溝帯とは?
だいちこうたい
大地溝帯とは、アフリカ東部からアラビア半島にかけて延びる巨大な地溝帯で、地球のプレートが引き裂かれている活発な地形です。
大地溝帯(だいちこうたい、Great Rift Valley)は、アフリカ東部からモザンビークを南端とし、エチオピア・ケニア・タンザニアを経て北はアラビア半島・死海・ヨルダン川流域まで続く、全長およそ6,000キロメートルに及ぶ巨大な地溝帯(グラーベン)です。東アフリカ地溝帯とも呼ばれます。
地溝帯は、地球のプレートが左右に引き裂かれる「発散型プレート境界」に形成される地形です。大地溝帯ではアフリカプレートが東西に分裂しつつあり、長い時間をかけてアフリカ大陸の東部が分離して新たな大陸・海洋が誕生すると考えられています。現在も年間数ミリメートルのペースで地溝帯が拡大し続けており、地震・火山活動が活発な地域です。
大地溝帯に沿って多くの地形的特徴が見られます。
- タンガニーカ湖・マラウイ湖・トゥルカナ湖など、細長く深い地溝湖群
- キリマンジャロ山・ケニア山・エルゴン山などの火山
- エチオピア高原やケニア高地などの高原地形
人類学的にも重要で、大地溝帯周辺では多くの人類化石や石器が発見されており、人類進化の揺り籠とも呼ばれています。オルドヴァイ峡谷(タンザニア)などは特に有名な発掘地です。また湖沼に囲まれた独特の生態系はフラミンゴをはじめとする多様な野生生物の生息地となっています。
使い方・例文
地球科学の授業でプレートテクトニクスを説明する際に「大陸が今も分裂している場所」として大地溝帯が紹介されます。アフリカの野生動物ドキュメンタリーでも、ケニアやタンザニアの地形的背景として登場します。
この用語をシェア
最終更新: