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周波数分割複信とは?

しゅうはすうぶんかつふくしん

周波数分割複信(FDD)とは、送信と受信に異なる周波数帯域を割り当てることで同時双方向通信を実現する方式です。

周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)は、無線通信において上り(端末→基地局)と下り(基地局→端末)で異なる周波数帯域をそれぞれ割り当て、両方向の通信を同時に行う複信方式です。もう一方の主要な複信方式であるTDD(時分割複信)と対比されます。

FDDでは上下に「ガードバンド」と呼ばれる間隔を設けることで、相互干渉を防ぎます。異なる周波数を使うため送受信を同時実行でき、音声通話のような連続的な双方向通信に適しています。また、上り・下りで独立した帯域幅を確保できるため、遅延が少なく安定した通信を実現できるのが特長です。

FDDの主な特徴は次のとおりです。

  • 送受信の同時実行が可能で低遅延
  • 音声通話など対称トラフィックに最適
  • 上下に別々の周波数ペア(ペアバンド)が必要
  • TDDに比べて周波数リソースの柔軟な配分は難しい

3GのW-CDMAやLTEの多くのバンドでFDDが採用されており、日本国内でもバンド1(2GHz)やバンド3(1.7GHz)などがFDD方式です。5GではTDDバンドの活用が拡大していますが、カバレッジの広い低中周波数帯ではFDDが引き続き重要な役割を果たしています。

使い方・例文

LTEのバンド1で通話しながらデータ通信を行う場合、上りと下りが別々の周波数で同時進行しており、これがFDD(周波数分割複信)の典型的な使用場面です。

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