周恩来とは?
しゅうおんらい
周恩来とは、中国の革命家・政治家で、中華人民共和国の初代国務院総理として1976年まで長く政権を支えた人物です。
周恩来(Zhōu Ēnlái、1898〜1976年)は、江蘇省出身の中国共産党指導者です。日本・フランスへの留学を経て革命運動に参加し、毛沢東とともに中国共産党を率いて国共内戦と日中戦争を戦い抜きました。
1949年の中華人民共和国成立とともに初代国務院総理(首相)兼外交部長(外相)に就任し、1976年に逝去するまでその職を務め続けました。外交の場では穏健・合理的な姿勢で知られ、1955年のアジア・アフリカ会議(バンドン会議)では第三世界の連帯を訴え、国際的な存在感を発揮しました。
1972年のニクソン米大統領の訪中も、周恩来の緻密な外交工作によって実現し、中米関係正常化の礎を築いたとされています。国内では文化大革命(1966〜1976年)の嵐の中で、過激な破壊活動を抑制し文化財や人材を守ったと伝えられています。
その清廉さと国民への温かい姿勢から「人民の首相」と呼ばれ、今日も中国で広く尊敬される政治家の一人です。1976年1月に死去し、北京市民が自発的に追悼した「四・五事件」のきっかけとなりました。
使い方・例文
「周恩来はニクソン訪中実現に尽力し、冷戦構造を大きく変える外交を主導した」のように、中国現代史・国際外交の話題で頻繁に登場します。
この用語をシェア
最終更新: