吊橋とは?
つりばし
吊橋とは、ケーブルや鎖を主塔から吊り下げて橋桁を支える構造の橋で、長大スパンを実現できる橋梁形式として世界各地に建設されています。
吊橋(つりはし / Suspension Bridge)は、主塔(タワー)間に張ったメインケーブルから吊材(ハンガー)を垂下し、その吊材で橋桁を支える構造の橋です。メインケーブルにかかる大きな引張力を、両岸のアンカレッジ(定着部)で地盤に伝えることで安定を保ちます。
吊橋の最大の特長は、長大スパン(主塔間距離)の実現です。他の橋梁形式と比べて、同じ材料でより長い径間を架けることができるため、海峡や大きな川の横断に適しています。世界最長の吊橋は明石海峡大橋(日本)で、中央径間は約1,991mに達します。
吊橋の基本的な構成要素は次の通りです。
- 主塔:メインケーブルを支える高い塔。コンクリート製や鋼製
- メインケーブル:多数の鋼線を束ねた太いワイヤー
- 吊材(ハンガー):メインケーブルから橋桁へ荷重を伝えるロープ
- 補剛桁:風による変形(フラッター)を防ぐための剛性を持つ橋桁
- アンカレッジ:ケーブル端を地盤に固定する大型基礎構造
吊橋は美しい外観から観光名所になることも多く、アメリカのゴールデンゲートブリッジ(サンフランシスコ)や日本の来島海峡大橋などが有名です。一方、風や揺れへの対策が不可欠で、1940年タコマナローズ橋の崩落事故は橋梁工学の重要な教訓となりました。
使い方・例文
「霧に包まれた吊橋のシルエットが水面に映り、幻想的な風景をつくり出していた」のように、橋梁工学や景観の文脈で使われます。
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