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印伝とは?

いんでん

印伝は鹿革を素材に漆で模様を描いた日本の伝統工芸で、山梨県甲府市を中心に受け継がれてきた軽くて丈夫な革製品です。

印伝(いんでん)は、鹿の皮なめし革を素地として漆で模様を施した、日本独自の革工芸です。主な産地は山梨県甲府市で、江戸時代から続く伝統技術として現在も受け継がれています。

製法の特徴は、柔らかく軽量な鹿革に型紙を使って漆を押し当て、独特の凹凸のある文様を表現する点にあります。使えば使うほど手に馴染み、漆の艶が増して味わいが深まるという経年変化も印伝の大きな魅力です。代表的な文様には「小桜」「とんぼ」「麻の葉」などがあり、古来より縁起の良い柄として親しまれてきました。

かつては武士の胴巻・刀の鞘・煙草入れなどに用いられ、実用品としての地位を確立していました。現代では財布・名刺入れ・ポーチ・バッグなど幅広い製品に応用されており、伝統工芸でありながら日常使いのアイテムとして人気があります。軽さと耐久性を兼ね備えた素材感と、和の意匠の美しさが国内外から高く評価されており、贈答品としても重宝されています。

使い方・例文

甲府を訪れた旅行者が、土産として小桜文様の印伝の財布を購入した。

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