列車集中制御装置とは?
れっしゃしゅうちゅうせいぎょそうち
列車集中制御装置(CTC)とは、広域の路線を一か所の指令室から集中的に監視・制御する鉄道の運行管理システムです。
列車集中制御装置(CTC:Centralized Traffic Control)とは、広大な路線上に点在する信号機・転換機・踏切などの設備を、1か所の制御センターからまとめて監視・操作するシステムです。
従来は各駅の信号係員がそれぞれ機器を操作していましたが、CTCの導入により遠隔地の設備をリアルタイムで一元管理できるようになりました。制御卓には路線図を模した表示盤(大型モニターや電光パネル)があり、運行中の全列車の位置・進行方向・速度が一目で把握できます。
主な機能には以下があります。
- 列車の位置を軌道回路でリアルタイム検知・表示
- 信号機の現示(進行・注意・停止)を遠隔操作
- 分岐器(ポイント)の転換を遠隔操作
- ダイヤとの差異を検知して遅延情報を共有
日本では1960年代以降、幹線や大都市近郊路線への導入が進み、現在はほぼすべての主要路線に普及しています。CTCによって少人数で広域の運行を管理でき、列車の安全・定時運行の維持と省力化に大きく貢献しています。
使い方・例文
首都圏の主要ターミナル駅に置かれた「指令所」の大型表示盤を見ると、数十本の列車がどの区間にいるかが一目でわかるのは、CTCが各所の軌道回路情報を集約しているためです。
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