元正天皇とは?
げんしょうてんのう
元正天皇とは、奈良時代初期の日本の女性天皇で、養老律令の編纂や「日本書紀」完成時代に在位した第44代天皇です。
元正天皇(げんしょうてんのう、680〜748年)は、奈良時代の第44代天皇(在位715〜724年)です。女性天皇であり、元明天皇の娘にあたります。独身のまま皇位を継承し、在位後は聖武天皇に皇位を譲りました。
在位中の出来事として特に重要なのは、養老律令の編纂命令です。717年、藤原不比等らに命じて律令の改訂作業を進めさせました(養老律令は実際には757年に施行)。また718年には養老年号を定め、養老の滝(現在の岐阜県)への行幸もこの時期に行われたと伝えられます。
720年には「日本書紀」が完成し、元正天皇に献上されました。これは現存する日本最古の正史の一つであり、日本の歴史叙述の基礎となった重要な文献です。
元正天皇の治世は、奈良時代初期の国家体制整備期にあたり、律令国家の骨格を固める上で重要な役割を果たしました。日本古代史における女性天皇の中でも、政治的に安定した統治を行った人物として評価されています。
使い方・例文
奈良時代の日本の歴史や「日本書紀」が誰に献上されたかを調べる際に、元正天皇の名前が登場します。
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