伊藤若冲とは?
いとうじゃくちゅう
伊藤若冲は、江戸時代中期に活躍した日本の画家で、鮮やかな色彩と緻密な描写による動植物画で知られます。
伊藤若冲(1716〜1800年)は、江戸時代中期の京都を拠点に活動した絵師です。京都・錦市場の青物問屋「枡屋」の長男として生まれ、家業を弟に譲って絵に専念しました。
若冲の作風の最大の特徴は、鶏や孔雀、草花などを題材にした極めて精緻かつ色彩豊かな描写にあります。代表作である「動植綵絵」(全30幅)は、宮内庁三の丸尚蔵館に所蔵される国宝級の名作で、約10年をかけて描き上げた畢生の大作です。
また、水墨画においても独自の境地を開き、「鹿苑寺大書院障壁画」や「群鶏図」など多彩な作品を残しました。主な特徴は次のとおりです。
- 桝目描きと呼ばれる独自の技法
- 鶏を好んで題材とし「鶏の若冲」と称される
- 相国寺との深い縁(作品の多くを寄進)
- 生前は高く評価されたが一時忘れられ、20世紀後半に再評価
現代では「奇想の画家」として国内外で高く評価され、展覧会が開かれるたびに大きな話題を集めます。
使い方・例文
「伊藤若冲の描く鶏は生き生きとしていて、江戸時代の絵画とは思えないほどの迫力がある」のように、日本美術を語る際によく引き合いに出されます。
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