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伊東正義とは?

いとうまさよし

伊東正義は、昭和末期から平成初期に活躍した自由民主党の政治家で、外務大臣・内閣官房長官などを歴任し、「政界の良識派」として知られた人物です。

伊東正義(いとう まさよし、1913〜1994年)は、福島県出身の政治家です。東京帝国大学を卒業後、農林省に入省し、農政の専門家として官僚キャリアを積んだ後に政界へ転じました。衆議院議員として長期にわた自由民主党に所属し、農林族・党内穏健派の重鎮として知られました。

大平正芳内閣・鈴木善幸内閣で外務大臣を務め、日米関係や対中外交の安定に努めました。1981年には内閣官房長官も兼任し、政府の要職を担いました。大平内閣急逝後の後継問題では党内調整に奔走するなど、自民党内の良識派として信頼を集めました。

とりわけ、1992年の自民党内抗争においては総裁選への出馬を促す声が上がりましたが、「派閥の論理で動くことはしない」として固辞したエピソードが広く伝えられています。清廉さと誠実さを重んじる政治姿勢から、「政界の良識」「昭和の最後の紳士」と評されることも多く、派閥政治が全盛の時代にあって異彩を放った人物として後世に語り継がれています。

使い方・例文

「伊東正義は権力よりも信念を優先した昭和の政治家として、自民党史を語るうえで欠かせない存在である」のように、戦後自民党史や政治家評伝の文脈で登場します。

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