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とは?

くだん

件(くだん)とは、日本の妖怪・怪異の一種で、牛の体に人の顔を持ち、予言を語った後に死ぬとされる存在です。

件(くだん)は、日本に伝わる妖怪・怪異の一種です。その姿は牛の胴体に人間の顔を持つとされ、生まれてすぐに言葉を発して未来の出来事を予言し、その後まもなく死ぬという伝承があります。予言の内容は戦争・疫病・凶作・天変地異など、社会に大きな影響を与える出来事とされました。

「件」という字は「人」と「牛」を組み合わせた会意文字で、その字形がまさに人と牛を合わせた存在を表しているとも言われます。「人+牛」の組み合わせは「件のごとし」(例のとおり、いつものとおり)という古来の常套句にも通じており、件の予言は必ず当たるという信仰に結びついていました。

件の伝説は江戸時代から記録があり、特に幕末・明治・大正・昭和の戦時期などの社会不安が高まった時代に件の出現を伝えるかわら版や噂が広まったとされています。

現代では小説・漫画・映画などのサブカルチャーに積極的に取り上げられ、夢枕獏や小松左京といった作家の作品にも登場するなど、日本の妖怪文化を代表する存在のひとつとして認知されています。カテゴリとしては日本の妖怪・怪異譚の文脈で語られることが多い存在です。

使い方・例文

「幕末の頃、件が現れて疫病の流行を予言したというかわら版が広まった」というように、日本の怪異伝承や妖怪の話題として登場します。

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