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乾式製錬とは?

かんしきせいれん

乾式製錬とは、高温の炉で鉱石を溶融・還元して金属を取り出す製錬方法で、水溶液を使わないことが特徴です。

乾式製錬(かんしきせいれん、Pyrometallurgy)とは、鉱石や精鉱を高温の炉で加熱・溶融・還元するなどの熱的操作によって目的金属を分離・回収する製錬方法です。水溶液(湿式)を使わない点が特徴であり、「火冶製錬」とも呼ばれます。

乾式製錬の主な工程は以下のとおりです。

  • 焙焼(ばいしょう):鉱石を加熱して硫化物を酸化物に変換する前処理
  • 溶融・製錬炉処理:高温炉(溶鉱炉・転炉・電気炉など)で鉱石を溶かし、スラグ(不純物)と金属相を分離する
  • 還元:コークスや天然ガスなどの還元剤を用いて金属酸化物から酸素を除去する
  • 精製:粗金属から不純物をさらに除去して純度を高める

鉄・銅・鉛・亜鉛・ニッケルなど多くの金属の一次製錬に用いられており、特に鉄鋼業における溶鉱炉製銑は乾式製錬の代表例です。処理量が大きく連続操作が可能な反面、高温エネルギーの消費量が多く、亜硫酸ガスなどの排ガス処理が必要となります。

近年は湿式製錬(ヒープリーチングなど)や電気製錬との組み合わせによるハイブリッド製錬も普及しており、低品位鉱石への対応やCO2排出削減に向けた技術革新が続いています。

使い方・例文

銅製錬では、硫化銅鉱石を焙焼炉で処理した後、熔鉱炉でマットを生成し、転炉で粗銅を得るという乾式製錬の一連の工程が基本となっています。

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