九牛一毛とは?
きゅうぎゅういちもう
九頭の牛の中の一本の毛という意味で、非常に多いものの中のほんのわずかなことを表す四字熟語です。
九牛一毛(きゅうぎゅうのいちもう)は、「九頭もいる牛の体から一本の毛を抜いたに過ぎない」という意味から転じて、非常に多くのものの中のごく一部、取るに足らないほどのわずかな量を表す故事成語です。
この言葉の由来は中国の歴史書『史記』にさかのぼります。前漢の武帝の時代、歴史家の司馬遷が宮刑(身体刑)を受けながらも不朽の大著『史記』を書き続けた際、友人への手紙(報任安書)の中で「わが死は九牛の一毛のごとし(自分が死んでも、牛の体毛一本を失うほどの影響しかない)」と記したことが起源とされています。
現代では、ある損失や数量が全体に対して極めて微小であることを強調するときに用います。
- 「予算全体の九牛一毛に過ぎない支出」
- 「世界の問題に比べれば、個人の悩みなど九牛一毛だ」
類義語には「大海の一滴」「砂漠の一粒の砂」などがあり、同様に全体に対する極小を表します。英語では「a drop in the ocean」が近い表現です。謙遜して自分の貢献を小さく言う際にも使われます。
使い方・例文
「今回の寄付は、プロジェクト全体の予算から見れば九牛一毛かもしれないが、気持ちとして受け取ってほしい」のように使われます。
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