久米正雄とは?
くめまさお
久米正雄は大正から昭和初期に活躍した日本の小説家・俳人で、「微苦笑」という言葉を生んだ文壇の人気作家です。
久米正雄(くめ まさお、1891〜1952年)は、長野県生まれの小説家・俳人・劇作家です。東京帝国大学在学中から文芸活動を始め、芥川龍之介・菊池寛らとともに第三次・第四次「新思潮」同人として大正文壇を席巻しました。
代表作に「蛍草」「学生時代」などがあり、都会的な感性と恋愛を軽妙に描いた作風が当時の読者に広く受け入れられました。彼自身が提唱した「微苦笑(びくしょう)」という言葉は、苦さと笑いが交じり合った感情を指し、その作風を象徴するものとして広く知られています。また「破船」「受験生の手記」など、受験や青春をテーマにした作品も人気を集めました。
- 1891年:長野県上田市生まれ
- 1916年:「新思潮」同人として本格的に文壇デビュー
- 大正期に「蛍草」「学生時代」など恋愛小説で人気を博す
- 俳号「三汀(さんてい)」を持つ俳人としても活躍
- 1952年:60歳で死去
菊池寛が設立した文藝春秋社の創設に関わるなど、大正・昭和の文壇形成にも寄与しました。芥川龍之介の親友としても知られ、その文壇人脈の中心的人物の一人でした。現在でも大正文学を研究する際に欠かせない作家として位置づけられています。
使い方・例文
大正文学や「新思潮」派の研究書、あるいは芥川龍之介の伝記などで、親交の深かった人物として久米正雄の名が登場します。
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