三番叟とは?
さんばそう
三番叟(さんばそう)とは、能楽や歌舞伎などで演じられる祝儀の儀式的な舞で、五穀豊穣や国家安泰を祈る伝統芸能の演目です。
三番叟(さんばそう)は、日本の伝統芸能において祝いの場で演じられる儀式的な舞の演目です。能楽の「翁(おきな)」という曲の中で演じられる「三番三(さんばそ)」を起源とし、歌舞伎・文楽・日本舞踊など多くの芸能ジャンルにも広まっています。
能楽における「翁」は、白色尉(はくしきじょう)・千歳(せんざい)・三番叟という三者が登場する特別な演目であり、三番叟は黒い面(黒色尉)をつけ、地を力強く踏み鳴らす「揉ノ段(もみのだん)」と「鈴ノ段(すずのだん)」が特徴です。足を力強く踏み鳴らす動作は大地を鎮め、天地の恵みを呼ぶ農耕儀礼の意味を持つとされます。
三番叟が各芸能に取り入れられた背景には、祝儀演目として新築披露・開業・正月・婚礼などの場で演じることで、場を清め幸運を招くという信仰的な意義がありました。歌舞伎の「操三番叟(あやつりさんばそう)」のように、人形遣いの演出を取り込んだ派生形も生まれています。現代でも新劇場のこけら落としや記念公演で上演され、日本の伝統的な祝いの象徴として受け継がれています。
使い方・例文
新しい劇場の開場式や正月公演の幕開けに三番叟が演じられることが多く、場の清めと繁栄を祈る意味合いが込められています。
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