ヴィットーリオ・アルフィエーリとは?
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ヴィットーリオ・アルフィエーリとは、18世紀イタリアの劇作家・詩人で、自由と専制への抵抗を主題にした悲劇を数多く書き、イタリア文学とリソルジメントの精神的先駆者となった人物です。
ヴィットーリオ・アルフィエーリ(Vittorio Alfieri、1749〜1803年)は、イタリア・ピエモンテ地方のアスティに生まれた貴族出身の劇作家・詩人です。18世紀後半のイタリアにおいて独自の悲劇様式を確立し、近代イタリア文学の父のひとりとして位置づけられています。
アルフィエーリは若年期を放浪と享楽に費やしましたが、30代以降に文学に本格的に専念し、古代ギリシャ・ローマの英雄的テーマを扱う悲劇を次々と発表しました。その作品群には以下のような特徴があります。
- 圧政・専制君主への激しい批判と自由への讃歌
- 古典主義的な簡潔さと強烈な感情表現の融合
- イタリア語を磨き上げた格調ある文体
- 「フィリッポ」「サウル」「ミラ」など21篇の悲劇を執筆
代表作「フィリッポ」はスペイン国王フェリペ2世の専制を主題にした悲劇で、自由を求める個人と絶対権力との対立を描いています。「サウル」は旧約聖書を題材に人間の苦悩と神との葛藤を描いた傑作として評価が高い作品です。
アルフィエーリの作品に流れる自由主義・民族主義の精神は、19世紀のイタリア統一運動(リソルジメント)に大きな影響を与えました。彼はまた自伝「ヴィータ」を著しており、文学者の自己形成の記録として今日も読まれています。
使い方・例文
イタリア文学史や18〜19世紀の演劇を学ぶ授業で「アルフィエーリはイタリア近代悲劇の父と呼ばれる劇作家」として紹介されます。
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