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ヴァレンシュタインとは?

う゛ぁれんしゅたいん

ヴァレンシュタインとは、三十年戦争においてハプスブルク皇帝軍を率いたボヘミア出身の傭兵隊長・公爵で、独立した軍事力を背景に皇帝さえも動かした波乱の生涯を送った人物です。

アルブレヒト・フォン・ヴァレンシュタイン(1583〜1634年)は、ボヘミア出身の貴族・軍人で、三十年戦争中期においてハプスブルク皇帝フェルディナント2世の依頼を受け、自費で大軍を調達・組織した傑出した軍司令官です。

ヴァレンシュタインの最大特徴は、戦争を「自己資本」で遂行した点にあります。広大な所領経営と徴発システムを組み合わせて十数万規模の軍を養い、その軍事力を背景に皇帝に対して異例の自律性を持ちました。主な動向は以下のとおりです。

  • 1625〜1630年の第一次司令官期:デンマーク軍を撃破し帝国の優位を確立
  • 1630年に政治的圧力(諸侯の嫉妬)により解任されるも、スウェーデン参戦で危機が高まると復帰
  • 1632年のリュッツェンの戦いでグスタフ・アドルフと激突し、スウェーデン王を討ち取るも勝利は収められず

晩年は皇帝の権威への挑戦とも取れる独立交渉を行ったとされ、謀反の疑いをかけられて1634年に暗殺されました。その劇的な生涯はシラーの戯曲『ヴァレンシュタイン』三部作に描かれ、文学の題材としても有名です。

使い方・例文

三十年戦争の中期を解説する場面や、傭兵制度・近世の軍事財政を論じる際に「自前の軍を持った傭兵大将」として登場します。シラーの戯曲の主人公としても知られています。

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