ワレリー・チカロフとは?
われりーちかろふ
ワレリー・チカロフとは、ソビエト連邦の伝説的なテストパイロットで、北極圏を経由した世界初の北極ルート超長距離飛行を成功させたことで知られる英雄的人物です。
ワレリー・パヴロヴィチ・チカロフ(Валерий Павлович Чкалов、1904〜1938年)は、ソビエト連邦のテストパイロットで、ソ連が誇る国民的英雄のひとりです。ニジェゴロド県(現ニジェゴロド州)の小さな村に生まれ、少年時代からボルガ川の船乗りたちの仕事を見て育ちました。
チカロフはソ連空軍のパイロットとなり、その卓越した飛行技術と大胆な操縦スタイルで頭角を現しました。低空飛行・背面飛行・橋の下をくぐる飛行など、規則を超えた操縦で何度も処分を受けながらも、その腕前は軍上層部にも認められていました。
最大の功績は、長距離飛行の世界記録への挑戦です。
- 1936年:モスクワ〜カムチャッカ間の超長距離飛行に成功(約9000km)
- 1937年:北極点を経由してモスクワからアメリカ・バンクーバー(ワシントン州)まで飛行(約9130km)を達成——これは人類初の北極ルート横断飛行として歴史に刻まれました
これらの快挙はスターリン政権下のソ連において国威発揚の象徴とされ、チカロフは国民的英雄として讃えられました。1938年、新型機のテスト飛行中に事故で命を落とし、34歳で生涯を終えました。彼の故郷はチカロフスクと改名され、現在もその名が残っています。
使い方・例文
ソ連の航空史・北極探検の文脈で、「チカロフが北極ルートでの大西洋横断飛行を初めて成功させた」のように言及されます。
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