ロバート・オーマンとは?
ろばーと・おーまん
ロバート・オーマンはイスラエルの経済学者・数学者で、反復ゲームにおける協調のメカニズムを解明し、2005年にノーベル経済学賞を受賞しました。
ロバート・オーマン(Robert J. Aumann、1930年〜)はドイツ・フランクフルト生まれでイスラエルに移住した経済学者・数学者です。ヘブライ大学ヒジャースマン・センターを拠点に研究を続け、2005年にトーマス・シェリングとともにノーベル経済学賞を受賞しました。
オーマンの最大の貢献は反復ゲームの理論です。一度きりの囚人のジレンマでは互いに裏切ることが「合理的」ですが、同じゲームが無限に繰り返される場合、協調が均衡として成立しうることをオーマンは数学的に厳密に証明しました。これは「フォーク定理」の一般化として知られています。
また、オーマンは相関均衡(Correlated Equilibrium)の概念を提唱しました。これはナッシュ均衡を拡張した概念で、プレイヤーが外部のシグナル(調整メカニズム)を参照して戦略を選ぶ状況を分析するものです。さらに、共通知識(Common Knowledge)の形式的定義を与え、情報と合意の関係を論じた「オーマンの合意定理」も重要な業績です。
オーマンの研究は国際関係論・軍備管理・交渉論・組織行動論など幅広い分野に応用されており、ゲーム理論の数学的厳密化に大きく貢献しました。
使い方・例文
「オーマンの反復ゲーム理論は、企業間の価格カルテルがなぜ長期的に維持されうるかを説明する際に用いられます」のように、産業組織論や国際政治経済学の文脈で言及されます。
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