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ロゴス中心主義とは?

ろごすちゅうしんしゅぎ

ロゴ中心主義とは、「言語・理性・真理」を絶対的な根拠とみなす西洋哲学の思想傾向を批判的に指す概念です。

ロゴ中心主義(logocentrism)は、フランス哲学ジャック・デリダが提唱した概念で、西洋の哲学・文化が「ロゴス(logos)」すなわち理性・言語・真理・意味の起源を自明の絶対的根拠として特権化してきたという傾向を批判的に分析するものです。

デリダによれば、西洋哲学はプラトン以来、音声言語(話し言葉)を文字言語(書き言葉)よりも優位に置き、話し言葉が「生きた意味」を直接伝えると考えてきました。この傾向を「フォノセントリズム(音声中心主義)」とも呼び、ロゴス中心主義の核心と見なしています。

ロゴス中心主義が問題にされる主な点は以下のとおりです。

  • 二項対立(理性/感情、存在/不在、話し言葉/書き言葉)において一方を優位に置く構造
  • 意味の起源や真理を固定された「現前(プレザンス)」として捉える思考習慣
  • 周縁化された他者・差異の抑圧

デリダの脱構築(デコンストラクション)は、こうしたロゴス中心主義の前提を内側から解体し、意味が決して完全には固定されないことを示そうとします。20世紀後半以降、文学批評・フェミニズム・ポストコロニアル研究など多くの分野に影響を与えました。

使い方・例文

「デリダはソシュールの言語学を検討しながら、西洋哲学全体がロゴス中心主義の枠組みに縛られていると論じ、脱構築の出発点とした。」

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