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ル・クレジオとは?

るくれじお

ル・クレジオは、フランス語圏を代表する現代作家で、2008年にノーベル文学賞を受賞した「新たな出発の作家」として知られます。

ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ(J.M.G. Le Clézio、1940年〜)は、フランスニース生まれの小説家・エッセイストです。フランスとモーリシャスの二重国籍を持ち、メキシコ・パナマ・アフリカ・アジアなど世界各地に長期滞在した経験を持つ「旅の文学者」です。2008年にノーベル文学賞を受賞しました。

ル・クレジオの作品は大きく二つの時期に分けられます。初期は都市文明の暴力性や疎外感を前衛的・実験的な文体で描き、後期はアメリカ先住民やアフリカの文化と西洋近代の衝突、移民・流民の問題、植民地主義の傷跡をより伝統的な語りで描くようになりました。

代表作には以下があります。

  • 小説『調書』(1963年)— デビュー作にしてルノー賞受賞のセンセーショナルな衝撃作
  • 小説『砂漠』(1980年)— サハラの遊牧民と現代の移民少女を交互に描く代表作
  • 小説『嵐』(2014年)— 東アジアを舞台にした晩年の意欲作

ノーベル委員会は「新しい出発・詩的冒険・官能的歓喜の作家で、支配的文明を超えた人間性を探求した」と評しました。西洋中心主義を相対化し、文化的多様性と周縁の人々の声を文学に刻んだ作家として、現代世界文学に重要な位置を占めています。

使い方・例文

「多文化・異文化の交差点を描くル・クレジオの作品は、グローバル化や移民問題を考えるうえで示唆に富む文学として、大学の比較文学の講義で取り上げられることが多いです。」

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