リバタリアニズムとは?
りばたりあにずむ
リバタリアニズムとは、個人の自由と自己所有権を最大限尊重し、国家の介入を最小限にとどめるべきだとする政治哲学です。
リバタリアニズム(libertarianism)は、個人の自由と自己所有権(自分の身体と労働の成果を自分が所有する権利)を最高の価値とし、国家・政府の権限を必要最小限に制限すべきだと主張する政治哲学・政治思想です。
リバタリアニズムの根幹にあるのは「危害原理」です。他者に危害を与えない限り、個人は何をしても自由であり、その選択に国家が介入することは正当化されません。経済的には自由市場を支持し、福祉国家・再分配税制・規制を原則として否定します。
代表的な論者と思想は次のとおりです。
- ロバート・ノージック:『アナーキー・国家・ユートピア』でロールズの格差原理を批判し、財産権の尊重に基づく「最小国家(夜警国家)」を擁護
- フリードリヒ・ハイエク:計画経済への批判と自生的秩序・市場の知識分散を強調
- ミルトン・フリードマン:規制緩和・自由貿易・民営化を推進するシカゴ学派経済学
リバタリアニズムは右派的な経済的自由(低税率・規制緩和)と左派的な個人的自由(薬物合法化・同性婚支持)を同時に主張する点が独特です。批判としては、貧困・格差・環境問題などに対する国家の役割を軽視するという指摘があります。
使い方・例文
「薬物の個人使用を法律で禁止することは他者への危害がないためリバタリアニズムの観点からは正当化できない、という議論があります」というように使われます。
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