リゾームとは?
りぞーむ
リゾームとは、哲学者ドゥルーズとガタリが提唱した概念で、中心や階層を持たず水平に広がるネットワーク状の思考モデルのことです。
リゾーム(rhizome)とは、フランスの哲学者ジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリが共著『千のプラトー』(1980年)で提唱した思想概念です。もともと植物学用語で「根茎」を意味し、生姜やタケのように地中を横に這い広がる茎の構造から着想を得ています。
ドゥルーズとガタリはリゾームを、「樹木型」の思考モデルと対置させました。樹木型とは一つの幹(中心・原点)から枝が階層的に分岐する構造で、西洋形而上学や権力構造の典型とされます。これに対してリゾームは以下の特徴を持ちます。
- 中心や起点・終点がない
- どの点からでも他のどの点へも接続できる
- 切断されても別の場所から再び芽を出す
- 一枚の地図のように常に変化し開かれている
- 多様性・多元性を本質とする
この概念は社会・文化・メディア研究に広く応用されています。インターネットの構造、ポップカルチャーの拡散、グローバルな権力のネットワークなどをリゾーム的に分析する試みが多く見られます。
リゾームという概念は、固定した中心や権威を前提とする従来の思考に疑問を投げかけ、多様で流動的なつながりを肯定する現代思想の重要な柱となっています。
使い方・例文
インターネット上の情報拡散はリゾーム的な構造の典型例で、一つの中心から発信されるのではなく、無数のノードがつながり合いながら情報が広がっていきます。
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