ランドフィルガスとは?
らんどふぃるがす
ランドフィルガスとは、廃棄物の埋立地(ランドフィル)で有機物が分解される際に発生するメタンを主成分としたガスのことです。
ランドフィルガス(Landfill Gas、LFG)とは、廃棄物の最終処分場(埋立地)に埋め立てられた有機性廃棄物が、微生物による嫌気性分解を経て発生するガスの総称です。主な成分はメタン(CH₄)約50〜60%と二酸化炭素(CO₂)約40〜50%で、微量の硫化水素・窒素・水分なども含まれます。
メタンは二酸化炭素の数十倍の温室効果を持つことから、ランドフィルガスを大気中に無制御に放出することは深刻な気候変動リスクをもたらします。このため、先進国では埋立地にガス回収設備(集気管・ブロワ)を設置し、発生するガスを積極的に回収・利用する取り組みが進んでいます。
回収されたランドフィルガスの主な利用方法には以下があります。
- 発電:ガスエンジン発電機でメタンを燃焼させて電力を生産する
- 熱供給:近隣施設への熱エネルギー供給に使う
- 燃料ガス精製:メタンを精製して天然ガス代替燃料(バイオガス)として使う
ランドフィルガスの活用は廃棄物由来の再生可能エネルギーとして位置づけられ、廃棄物管理と気候変動対策を同時に達成できる手段として国際的に注目されています。
使い方・例文
「老朽化した最終処分場にガス回収管を埋設してランドフィルガスを集め、近隣の施設で発電に活用している」のように、廃棄物処理・再生可能エネルギーの文脈で使われます。
この用語をシェア
最終更新: