ランタイムとは?
らんたいむ
ランタイムとは、プログラムが実際に実行されている時間帯、またはその実行を支えるソフトウェア基盤(実行環境)のことです。
ランタイム(runtime)は、2つの意味で使われます。一つは「プログラムが動いている時間帯」という時間的概念、もう一つは「プログラムの実行を支えるソフトウェア基盤(実行環境)」という技術的概念です。文脈によって使い分けられますが、プログラミングの現場では後者を指すことが多いです。
実行時間帯としてのランタイム:プログラムがコンパイル(ビルド)されて起動し、終了するまでの時間を指します。「コンパイル時(compile-time)」と対比して使われ、型チェックやシンタックスエラーの検出はコンパイル時、ゼロ除算や配列範囲外アクセスなどのエラーはランタイムに発生します。
実行環境としてのランタイム:プログラムが動作するために必要なライブラリ・仮想マシン・サービスなどの総体を指します。代表例は次のとおりです。
- Java Runtime Environment(JRE):Javaバイトコードを実行するJVM(仮想マシン)と標準ライブラリ
- Node.js:ブラウザ外でJavaScriptを実行するためのV8エンジンベースのランタイム
- Deno・Bun:Node.jsと競合するJavaScript/TypeScriptランタイム
- .NET CLR:C#やF#を実行するMicrosoftの共通言語ランタイム
ランタイムはプログラムにメモリ管理・ガベージコレクション・スレッド管理・標準入出力といった基本機能を提供します。適切なランタイムがインストールされていない環境ではプログラムを実行できないため、デプロイ時には対象環境のランタイムバージョンの確認が重要です。
使い方・例文
「本番環境でランタイムエラーが発生した」というとき、コンパイルは成功していたがプログラム実行中に想定外の事態が起きたことを意味します。
この用語をシェア
最終更新: