ヨルゴス・ランティモスとは?
よるごすらんてぃもす
ヨルゴス・ランティモスはギリシャ出身の映画監督で、不条理で奇妙な設定と独特の演出スタイルで現代映画界に新風を吹き込んでいます。
ヨルゴス・ランティモス(Yorgos Lanthimos、1973年生まれ)は、ギリシャのアテネ出身の映画監督・脚本家・プロデューサーです。ギリシャ国内でテレビや短編映画の制作を経験した後、2001年に長編映画デビューを果たしました。2009年の『籠の中の乙女』でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリを受賞し、一躍国際的な注目を集めました。
ランティモス映画を一言で表すなら「現実の常識を解体する不条理な実験」です。登場人物が明らかにおかしなルールや社会を当然のものとして生きるという設定を通じ、現代社会の権力・規範・家族・欲望を鋭く問い直します。また俳優に感情を排したフラットな演技を要求する演出スタイルも特徴的で、独特の異化効果を生み出しています。
主な作品には以下があります。
- 『籠の中の乙女』(2009年)——外界を知らずに育てられた子どもたちを描く衝撃作
- 『ロブスター』(2015年)——独身者が動物に変えられる設定のSF寓話。カンヌ審査員賞受賞
- 『聖なる鹿殺し』(2017年)——外科医一家を不条理な呪いが襲うスリラー
- 『女王陛下のお気に入り』(2018年)——18世紀英国宮廷の権力闘争を描き、アカデミー賞10部門ノミネート
- 『哀れなるものたち』(2023年)——ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞の野心作
近年はエマ・ストーンら実力派俳優との継続的なコラボレーションでさらに注目を集め、現代映画界でもっとも独創的な監督の一人として確固たる地位を築いています。
使い方・例文
「ランティモスの映画は最初の10分で世界のルールに気づいて、そこからはそのルールの中でどこまで不条理が続くのか固唾を飲んで見てしまう」というように、独特の映画体験を語る文脈で使われます。
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