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ヤニス・ルナスとは?

やにするなす

ニス・ルナスとは、20世紀ギリシャを代表する詩人で、その詩業によりノーベル文学賞を受賞した文学者です。

ニス・ルナス(Giannis Ritsos、1909〜1990年)は、ギリシャの詩人で、20世紀ヨーロッパ文学を代表する存在のひとりです。ギリシャ南部のペロポネソス半島に生まれ、幼少期から貧困や家族の死、結核などの苦難を経験しながら、独自の詩世界を築き上げました。

政治的には左翼思想を持ち、ギリシャ内戦後の軍事政権下で何度も投獄・流刑の憂き目にあいました。しかし、そうした過酷な状況のなかでも詩作を続け、生涯に100冊以上の詩集を残しています。代表作には『エピタフィオス』(1936年)があり、これはギリシャのタバコ労働者のストライキで命を落とした若者を悼む母親の嘆きを描いた長編詩で、後に作曲家ミキス・テオドラキスによって曲がつけられ広く知られました。

作風はシュルレアリスムの影響を受けつつも、古代ギリシャ神話や民衆の日常生活を題材に取り入れた独特のスタイルが特徴です。ヨーロッパ各国語に翻訳され、国際的な評価も高く、複数回にわたってノーベル文学賞の候補に挙げられました。ギリシャ国内では「偉大な詩人」として敬愛されており、その作品は今もなおギリシャ文化の精神的な基盤のひとつとなっています。

使い方・例文

ギリシャ現代文学や20世紀ヨーロッパ詩の文脈で「ヤニス・ルナス」の名が登場します。政治と詩の関係を論じる際にも引用されることが多い詩人です。

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