モン人とは?
もんじん
東南アジアに古くから暮らすオーストロアジア語族の民族で、ミャンマーとタイを中心に居住し、独自の文化・言語・文字を持つ集団です。
モン人(Mon)は、東南アジアのミャンマー南部からタイにかけて居住するオーストロアジア語族モン・クメール系の民族です。歴史的に東南アジア最古の文明の担い手の一つとされ、かつて現在のミャンマー(ビルマ)とタイの広い地域にモン王国を築きました。
モン人の主な特徴は以下のとおりです。
- 言語:モン語(オーストロアジア語族・モン・クメール語派)
- 文字:モン文字(ビルマ文字の原型となったといわれる)
- 宗教:上座部仏教を信仰
- 居住地:ミャンマーのモン州・カレン州・バゴー地方、タイ西部・中部など
歴史的には7世紀頃からビルマ中南部に都市国家を形成し、「ペグー王国」などのモン系王朝が繁栄しました。インド・スリランカから仏教文化をいち早く取り入れ、後にビルマ人やタイ人に仏教と文化を伝えた存在として評価されています。18世紀にはコンバウン朝ビルマ王国に征服され、以後モン人の独立国家は失われました。
現在のミャンマーでは少数民族として扱われており、モン民族解放軍(MNLA)などが権利回復を求めてきた歴史があります。言語・文化の保存が課題となっており、特に若い世代のモン語話者が減少しています。タイ在住のモン人(タライ)は数十万人規模とされています。
使い方・例文
ミャンマーの少数民族問題や東南アジアの仏教文化の伝播を学ぶ際にモン人が登場します。ビルマ文字のルーツとなったモン文字の歴史や、ペグーなどのモン系遺跡を訪れる観光・歴史文脈でも使われます。
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