ムヒタル・アウエゾフとは?
むひたるあうえぞふ
ムヒタル・アウエゾフとは、20世紀カザフスタンの作家・劇作家で、カザフ文学最大の古典叙事詩を現代小説として甦らせた文化的巨人です。
ムヒタル・アウエゾフ(Mukhtar Auezov、1897〜1961年)は、カザフスタン出身の作家・劇作家・文学研究者で、ソビエト連邦時代においてカザフ民族文学の確立に中心的な役割を果たした人物です。
代表作は長編小説『アバイの道』(『アバイ』とも)で、19世紀カザフの詩人・啓蒙思想家アバイ・クナンバイウルの生涯を描いた壮大な叙事的小説です。全4巻からなるこの作品はカザフ語文学の最高傑作とされ、ロシア語をはじめ多言語に翻訳されて世界的にも評価を受けました。アウエゾフはこの作品によってソビエト連邦最高の文学賞であるレーニン賞を受賞しています。
アウエゾフはカザフの口承文学・民間伝承の研究者としても知られ、遊牧民族の伝統的な語りの世界を近代小説の形式に昇華させることに成功しました。また劇作品も多く手がけ、カザフ国立劇場の発展にも貢献しています。
現在のカザフスタンでは国民的英雄として扱われており、アルマティにあるアウエゾフ劇場や大学など数多くの施設に彼の名が冠されています。カザフ文学を世界に発信した20世紀の文化的象徴として高く評価されています。
使い方・例文
中央アジア文学の文脈や「ソビエト時代の少数民族文学」を扱う場面でアウエゾフの名が登場し、カザフスタンの学校教育では必須の文豪として教えられています。
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