ミルトン・フリードマンとは?
みるとん・ふりーどまん
ミルトン・フリードマンとは、20世紀アメリカの経済学者で、マネタリズムを唱えて政府介入の縮小と市場の自由を主張し、1976年にノーベル経済学賞を受賞した人物です。
ミルトン・フリードマン(Milton Friedman、1912〜2006年)は、ニューヨーク生まれのアメリカの経済学者で、シカゴ大学を拠点にした「シカゴ学派」の中心的存在です。1976年にノーベル経済学賞を受賞しており、20世紀後半の経済政策論争に最も大きな影響を与えた経済学者の一人です。
フリードマンの最大の理論的貢献はマネタリズムの確立です。彼はケインズ経済学の財政政策中心の考え方を批判し、経済の安定には通貨供給量(マネーサプライ)の管理こそが重要であると主張しました。また『消費の消費理論』では恒常所得仮説を提唱し、ケインズ的な消費関数の問題を指摘しました。
主要な主張と業績は以下のとおりです。
- インフレは「常にどこでも貨幣的現象」であるという命題
- 自然失業率仮説:フィリップス曲線の長期的なトレードオフを否定
- 恒常所得仮説による消費行動の説明
- 教育バウチャー制度・負の所得税など自由市場的政策提言
政策論としてフリードマンは規制緩和・民営化・小さな政府を一貫して主張し、その思想はサッチャー政権やレーガン政権の経済政策(新自由主義)に強い影響を与えました。著書『資本主義と自由』(1962年)は現代でも自由主義経済論の古典として広く読まれています。
使い方・例文
1970年代のアメリカでインフレと失業が同時進行したスタグフレーションは、フリードマンが予言していた「財政政策の限界」を実証した出来事として経済学史上語られます。
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