マーク・ロスコとは?
まーくろすこ
マーク・ロスコは、20世紀アメリカを代表する抽象表現主義の画家で、大きな色彩の矩形が浮かぶ独自の絵画スタイルで知られます。
マーク・ロスコ(Mark Rothko、1903〜1970年)は、現ラトビアのドヴィンスク生まれのアメリカの画家です。ユダヤ系移民としてアメリカに渡り、ニューヨークを拠点に活動した抽象表現主義(アブストラクト・エクスプレッショニズム)の代表的画家の一人です。
ロスコは1940年代後半から独自の様式を確立しました。キャンバスいっぱいに広がる大きな色彩の矩形(長方形)が柔らかい境界を持ちながら重なり合う構成が最大の特徴で、「マルチフォーム」と呼ばれるこのスタイルは具体的なモチーフを一切排し、色そのものを通じて観る者の感情に直接働きかけます。
ロスコの絵画の特徴には以下があります。
- 深みのある赤・オレンジ・黄・黒などの色彩を大画面に展開
- 境界線をぼかした矩形の重なりが生む光と奥行きの効果
- 悲劇・恍惚・運命といった根源的な感情の表現を目指す
- 晩年には暗い赤や黒が増し、内省的・悲劇的な雰囲気が強まる
テキサス州ヒューストンには彼の作品だけを展示する「ロスコ・チャペル」が建てられており、瞑想の場として世界から訪問者を集めています。1970年にニューヨークのスタジオで死去。その作品はオークションで数十億円規模の高値で取引されることもあります。
使い方・例文
「美術館でマーク・ロスコの大型絵画の前に立つと、言葉にならない感動や不安を覚えると語る鑑賞者は多く、『色彩の詩人』とも呼ばれます。」
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