本文へスキップ

マラーター族とは?

まらーたーぞく

ラーター族とは、インドデカン高原を拠点に17〜18世紀にマラーター帝国を築いたヒンドゥー系の民族・集団です。

ラーター族(Maratha)は、インドデカン高原西部、現在のマハーラーシュトラ州を中心に居住するインド・アーリヤ語族系の集団です。マラーター族は単一の部族集団というより、マラーティー語を共通語とする農民・戦士・ブラーフマン層などを含む広義の文化的・政治的まとまりとして理解されます。

17世紀、シヴァージー・ボーンスレー(シヴァージー大王)が各地の戦士層を結集し、ムガル帝国の支配に対抗する強力な勢力を築きました。シヴァージーは1674年にマラーター王国を建国し、ゲリラ戦術を駆使してムガル軍を苦しめ、デカン高原に自立した政権を確立しました。

18世紀になると、マラーター同盟(マラーター連合)として北インドにまで勢力を拡大し、ムガル帝国の衰退後に事実上のインド亜大陸の覇権を争う存在となりました。しかし1761年のパーニーパットの戦いでアフガニスタンのアフマド・シャー・ドゥッラーニーに大敗を喫し、その後英国東インド会社との度重なる対立(マラーター戦争)の末に19世紀初頭に解体されました。現代のインドではマハーラーシュトラ州のアイデンティティの核として広く意識されています。

使い方・例文

インドの近世史やムガル帝国の衰退を解説するとき、マラーター族の台頭と抵抗運動は欠かせないトピックとして登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語