マックス・ベックマンとは?
まっくすべっくまん
マックス・ベックマンは、20世紀ドイツの表現主義画家で、両大戦を通じた現代人の不安・孤独・暴力を重厚な象徴性で描き続けた作家です。
マックス・ベックマンは、1884年にドイツのライプツィヒで生まれ、1950年にアメリカ・ニューヨークで没した画家です。ワイマールやフランクフルトで芸術教育を受け、初期には印象派の影響を受けた写実的な絵画を描いていました。
第一次世界大戦に衛生兵として従軍した体験が彼の作風を大きく変え、戦後は鋭い線と圧迫感のある空間構成を特徴とする表現主義的なスタイルへと発展しました。ドイツ新即物主義(ノイエ・ザッハリッヒカイト)の代表的画家のひとりとされますが、その独自性から単純な分類を超えた存在として評価されています。
ベックマンの作品の特徴は以下の通りです。
- 人物が画面からはみ出しそうな圧迫的な構図
- 仮面・サーカス・神話を用いた象徴的表現
- 社会の混乱や人間の実存的苦悩を重層的に描く
- 三連祭壇画(トリプティク)形式を用いた大型の主題画
1937年にナチス政権により「退廃芸術」の烙印を押され、オランダへ亡命。第二次世界大戦後にアメリカに渡り、晩年は教育者としても活躍しました。「出発」「カーニバル」など多数の三連画が代表作として知られています。
使い方・例文
20世紀ドイツ美術を扱う展覧会では、マックス・ベックマンの三連祭壇画形式の大作が中心的な展示作品となることがあります。
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