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ボラティリティ・スマイルとは?

ぼらてぃりてぃすまいる

ボラティリティ・スマイルとは、オプション取引において行使価格が異なると市場から導出されるインプライド・ボラティリティが変化し、グラフがほほ笑みの形を描く現象のことです。

ボラティリティ・スマイル(Volatility Smile)とは、オプション取引市場観察される現象で、同一の原資産・満期を持つオプションについて行使価格(ストライク価格)を横軸、インプライド・ボラティリティ(IV)を縦軸にプロットすると、曲線が笑顔(スマイル)の形を描くことからこの名前が付いています。

理論的には、ブラック=ショールズモデルのような古典的オプション価格モデルは、ボラティリティが行使価格に関わらず一定であると仮定しています。しかし実際の市場では、原資産の価格から大きく離れた行使価格(深くアウト・オブ・ザ・マネーや深くイン・ザ・マネー)のオプションは、理論値より高いIVが観察される傾向があります。この結果、グラフ上でU字またはスマイル型の曲線が描かれます。

この現象が生じる主な理由としては以下が挙げられます。

  • 原資産のリターン分布が正規分布より裾が厚い(ファット・テール)こと
  • 急落リスクに対するヘッジ需要(プットオプションの買い)が強いこと
  • 市場参加者の心理的なリスク回避傾向

株式市場では左側(低い行使価格)のIVが特に高くなる「ボラティリティ・スキュー」の形をとることが多く、為替市場ではよりきれいなスマイル型が現れやすいとされます。ボラティリティ・スマイルの把握は、オプションの適正価格算出やリスク管理において重要です。

使い方・例文

外国為替オプションのトレーダーが行使価格ごとのインプライド・ボラティリティを確認する際、グラフがスマイル形状を示していれば「ボラティリティ・スマイルが出ている」と表現し、価格付けやヘッジ戦略の参考にします。

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