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ベルクマン則とは?

べるくまんそく

ルクマン則とは、同じ種または近縁種において、寒冷な地域に生息する個体ほど体が大きくなるという生態地理学上の規則のことです。

ルクマン則(Bergmann's Rule)とは、恒温動物鳥類哺乳類)において、同じ種または近縁な種を比較した場合、寒冷な高緯度地域・高標高地域に生息する個体群ほど体サイズが大きくなるという生態地理学の経験則です。19世紀にドイツの生物学者カール・ベルクマンによって提唱されました。

この規則が成り立つ理由として最もよく引用される説明が「体表面積と体積の比」に基づくものです。体が大きいほど体積に対する表面積の割合が小さくなり、体熱を逃がしにくくなります(熱保持効率が高まります)。寒冷な環境では熱損失を抑えることが生存上有利となるため、大型の個体が自然選択で有利になると考えられています。

ベルクマン則を支持する具体的な例を挙げると次のようになります。

  • ホッキョクグマはマレーグマより大型で体丸く、寒冷適応の典型例とされる
  • ヒトでも一般的に北方の集団では体格がやや大きい傾向が見られる
  • ミヤマガラスやワタリガラスなどの鳥類でも緯度と体重の正の相関が確認されている

一方でベルクマン則は普遍的な法則ではなく、例外も数多く知られています。食物資源の可用性、乾燥度、天敵との関係など、体サイズに影響する要因は複数あり、気候だけで体サイズが説明できないケースも存在します。近年では気候変動に伴う体サイズの経時的変化を追跡する研究にも活用されています。

使い方・例文

北海道に生息するエゾヒグマは本州のツキノワグマよりも大型であり、緯度と体サイズの関係を示す日本の事例のひとつとして挙げられることがあります。

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