ブルームとは?
ぶるーむ
ブルームとは、植物の果実や葉の表面に現れる白っぽい粉状の被膜のことで、ロウ質の微粒子が表皮を覆ったものです。
ブルーム(bloom)とは、植物学の形態用語で、果実・葉・茎などの表面に見られる白色〜青みがかった粉状の薄い被膜を指します。この被膜はクチクラ層から分泌されたワックス(ロウ質)の微細な結晶が積み重なって形成されたものです。
ブルームが発生するメカニズムは、植物の表皮細胞が長鎖脂肪族化合物(トリテルペン・アルカン・エステルなど)を分泌し、それが大気に触れて結晶化することで白色の粉のように見える状態になるためです。
ブルームが見られる代表的な植物・食品は次のとおりです。
- ブドウ:粒の表面に現れる白い粉は新鮮さの目安とされる
- プルーン・スモモ:収穫直後に顕著に見られる
- キャベツ・白菜:葉の表面の青白い光沢の一因
- サボテン・多肉植物:強光・乾燥対策としてブルームが発達しやすい
生物学的な役割として、ブルームは紫外線の反射・水分蒸散の抑制・病原菌や害虫の付着防止など、植物の生存に重要な機能を担っています。また、果実を触ったり洗ったりするとブルームが落ちて表面が濡れたように見えるため、青果市場では新鮮さの指標としても用いられます。園芸分野では、ブルームの有無・量が品種判別の補助的特徴として参照されることもあります。
使い方・例文
ブドウを買ったときに「表面の白い粉はブルームで、農薬ではなく天然のロウ質なので安心して食べられます」のように説明する場面で登場します。
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