フルトヴェングラーとは?
ふるとぅぇんぐらー
フルトヴェングラーとは、20世紀前半を代表するドイツの指揮者で、ベートーヴェンやブラームスの解釈で名声を博した巨匠です。
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(Wilhelm Furtwängler、1886〜1954年)は、ドイツのベルリン生まれの指揮者・作曲家で、20世紀最大の指揮者のひとりとして今も広く尊敬されています。
フルトヴェングラーはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を長年務め(1922〜1945年、1952〜1954年)、そのカリスマ的な指揮によってオーケストラを世界最高峰の地位へと高めました。彼の指揮スタイルは楽譜の忠実な再現ではなく、音楽の「内的必然性」を重視した即興性の高いものであり、同じ曲でも演奏のたびに異なる表情を見せたと伝えられています。
フルトヴェングラーが特に高い評価を受けているレパートリーには以下のものがあります。
- ベートーヴェンの交響曲(特に第9番)
- ブラームスの交響曲
- ワーグナーの楽劇
- ブルックナーの交響曲
一方、ナチス政権下のドイツで活動を続けたことは戦後も長く議論の対象となりました。戦後の非ナチ化審問では無罪とされましたが、その政治的立場については今日も評価が分かれています。指揮者としての遺産は極めて高く、録音の多くが現代でも繰り返しCD化・配信され、演奏芸術の頂点として参照され続けています。
使い方・例文
クラシック音楽の名演を語る際に「フルトヴェングラー指揮のベルリン・フィルによるベートーヴェン第9は不朽の名盤とされる」といった形で登場します。
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