フランソワ・トリュフォーとは?
ふらんそわとりゅふぉー
フランソワ・トリュフォーとは、フランス映画の「ヌーヴェルヴァーグ」を牽引した映画監督・批評家で、自伝的要素を持つ繊細な人間ドラマで知られます。
フランソワ・トリュフォー(François Truffaut、1932〜1984年)は、フランスの映画監督・脚本家・批評家です。1950年代後半から1960年代にかけて興ったフランス映画の革新運動「ヌーヴェルヴァーグ(新しい波)」の中心的人物のひとりとして、映画史に大きな足跡を残しました。
トリュフォーはもともと映画批評家として出発し、映画雑誌『カイエ・デュ・シネマ』に寄稿する中で、従来のフランス映画「パパの映画」を批判しつつ独自の映画観を確立しました。監督デビュー作『大人は判ってくれない』(1959年)はカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞し、世界的に高く評価されました。この作品は自身の少年時代をモデルにした自伝的色彩が強く、主人公のアントワーヌ・ドワネルは後にシリーズ5作品に渡って登場します。
代表的な作品は次のとおりです。
- 『大人は判ってくれない』(1959年)
- 『突然炎のごとく』(1962年)
- 『アメリカの夜』(1973年、アカデミー外国語映画賞受賞)
- 『野性の少年』(1970年)
トリュフォーの映画は、子どもや若者の視点から描く繊細な人間ドラマ、文学への深い愛情、そして映画そのものへの情熱を特徴とします。52歳で早逝したものの、その作品はヌーヴェルヴァーグの精神とともに今も世界中で愛されています。
使い方・例文
「映画史の授業でヌーヴェルヴァーグを学んだとき、フランソワ・トリュフォーの『大人は判ってくれない』を最初の課題作品として鑑賞した」というように、フランス映画や映画史の文脈でよく名前が挙がります。
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