フラッシング(万年筆)とは?
ふらっしんぐ
万年筆のインクフローが一時的に過剰になり、文字が太く滲んで書かれる現象のことです。
フラッシング(flushing)とは、万年筆で筆記中にインクが急激に大量に流れ出す現象を指します。書いた文字が意図した線幅より大幅に太くなったり、インクが滲んで広がったりするのが特徴です。
- ニブとペン芯のすき間の問題:ニブの開きが広すぎるとインクフローが過剰になる
- インクの粘度と表面張力:サラサラしたインクほどフラッシングが起きやすい
- 筆圧と筆記角度:強い筆圧や寝かせた角度で書くと一時的に流量が増える
- 気温・気圧の変化:高温や低気圧の環境ではインクが膨張しやすくなる
フラッシングは書き心地に個性をもたらす場合もあり、「インクフローが豊か」として好む愛好家もいます。一方で、意図しない太字になったり紙の裏に染み出したりする場合は問題となります。
対策としては、インクフローを絞るニブ調整(ニブ師への依頼)、インクの銘柄変更、または紙の種類を変えることが有効です。万年筆の調整・チューニングの世界では重要な概念として扱われており、ペンと紙・インクの相性を判断する際の指標のひとつとなっています。
使い方・例文
「このペンはフラッシングしやすく、書き始めにインクが滲む」「新しい万年筆を使い始めたらフラッシングが気になり、インクを替えた」のように使います。
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