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フライ・オットーとは?

ふらいおっとー

フライ・オットーは、テント膜構造や吊り屋根など軽量構造の革新的な建築を追求したドイツの建築家・構造家です。

フライ・オットー(Frei Otto、1925〜2015年)は、ドイツ出身の建築家・構造エンジニアで、軽量構造建築の先駆者として世界的に知られています。第二次世界大戦中にパイロットとして従軍した経験から、素材最小化と効率を追求する思想を深め、戦後は建築の道に進みました。

オットーの最大の功績は、テント膜構造(テンション構造)の建築への応用です。布やケーブルなど引張力を活かした軽量素材を組み合わせることで、従来のコンクリートや鉄骨では実現できない大スパンの屋根空間を生み出しました。代表作には、1972年ミュンヘンオリンピックの競技施設(アクリルガラスとケーブルを組み合わせた透明屋根)や、モントリオール万博のドイツ館が挙げられます。

また、自然界の形態(蜘蛛の巣・石鹸膜・骨格構造など)から最適な形を学ぶバイオミメティクス的アプローチを研究に取り入れ、シュトゥットガルト大学に軽量構造研究所を設立して学術面でも多大な貢献をしました。主な業績をまとめると以下の通りです。

  • テント膜構造・ケーブルネット構造の建築的確立
  • 自然形態の最適化原理を応用した設計手法
  • グリッドシェル(格子殻)構造の実用化
  • 軽量構造研究の国際的な普及

2015年、プリツカー賞(建築界のノーベル賞とも呼ばれる)を受賞しましたが、授賞式の直前に逝去しました。環境負荷を最小化しながら豊かな空間を実現するという彼の思想は、現代のサステナブル建築にも大きな影響を与えています。

使い方・例文

ミュンヘンオリンピックのスタジアムを見上げると、フライ・オットーが手がけた透明な膜構造の屋根が、まるで蜘蛛の巣のように繊細に広がっているのが分かります。

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