フットライトとは?
ふっとらいと
フットライトとは、舞台の前端(足元)に横一列に並べて設置し、出演者の下方から照らす照明装置のことです。
フットライト(footlight)とは、舞台の前縁(フロントエッジ)、すなわち出演者の足元にあたる位置に横一列に設置される照明機器の総称です。下方から上方向に光を当てるその独特の照射角から、舞台演出において特殊な視覚効果を生み出す照明として長い歴史を持ちます。
歴史的には、電気照明が普及する以前のガス灯・ろうそく時代から存在しており、舞台を照らすほぼ唯一の手段として使われていました。当時の舞台写真や絵画にも、舞台前縁に並ぶ光源が記録されています。現代では主な照明はサスペンションライトやサイドライトが担うため、フットライトは特定の演出目的で使われることが多くなっています。
フットライトの演出上の特性や用途は以下のとおりです。
- 逆光(アンダーライト)効果により顔の影が通常と逆になり、怪奇的・不気味な印象を与える
- 舞台全体を柔らかく均一に染める場合に補助として使用する
- 床面や足元を強調したいダンス演出に活用する
- カラーフィルターを組み合わせて舞台床面を色づける
「フットライトを浴びる」という表現は英語でも日本語でも「舞台の注目を集める・スターになる」という意味で使われるなど、舞台と照明の関係を象徴する言葉としても広く定着しています。現代の舞台ではLEDフットライトが普及しており、色彩の変化も容易になっています。
使い方・例文
ホラー演劇や古典的なオペラの演出で、俳優の顔が下から照らされて独特の不気味さを持つシーンでは、フットライトが使われています。
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