フアン・サンタ・クルス・スコアーとは?
ふあんさんたくるすすこあー
フアン・サンタ・クルス・スコアーは、19世紀のフィリピンを代表する詩人・知識人で、ホセ・リサールとも交流した文化人です。
フアン・サンタ・クルス・スコアー(Juan Santa Cruz Escóbar、1854〜1904年頃)は、19世紀フィリピンの詩人・知識人です。スペイン植民地時代のフィリピンにおいて、タガログ語およびスペイン語で詩や随筆を著し、フィリピン文学の発展に貢献しました。
スコアーが生きた時代は、フィリピン民族意識が高まりつつあった時期にあたります。ホセ・リサールをはじめとするプロパガンダ運動の知識人たちと同世代であり、フィリピン人としての文化的アイデンティティを文学を通じて模索した人物のひとりです。
タガログ語詩の伝統(コリドやアウィットなどの形式)を受け継ぎながら、近代的な詩の表現を探求したとされています。当時のフィリピン知識人の多くがスペイン語教育を受けていたため、スコアーもスペイン語と現地語の両方で創作を行いました。
フィリピン文学史においては、植民地支配下における民族意識の芽生えと文学表現の関係を論じる際に取り上げられる人物であり、19世紀フィリピン文化の多様性を示す存在として位置づけられています。
使い方・例文
フィリピン近代文学史や植民地時代の文化研究で、タガログ語詩の系譜を説明する文脈においてスコアーの名前が登場します。
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