ファン・ペロンとは?
ふぁんぺろん
フアン・ペロンはアルゼンチンの軍人・政治家で、労働者層の支持を背景に強力な指導力を発揮し、ペロニズムと呼ばれる政治運動を創始した大統領です。
フアン・ドミンゴ・ペロン(1895〜1974年)はアルゼンチンの軍人・政治家で、同国の第29・31・32代大統領を務めました。20世紀ラテンアメリカで最も影響力を持った政治家のひとりです。
陸軍将校出身のペロンは、1943年のクーデター後に労働省長官として頭角を現しました。労働者・工場労働者・農民などの下層・中間層(「デスカミサドス」と呼ばれた)の権利向上を推進し、賃金引上げや労働条件改善、社会保障の拡充を実現したことで圧倒的な支持を集めました。
1946年に大統領に就任し、国家主導の産業化政策や輸入代替工業化を推し進めました。妻エバ・ペロン(エビータ)も民衆に絶大な人気を誇り、社会政策の象徴的存在となりました。1955年に軍のクーデターで追放されスペインに亡命しましたが、1973年に帰国して再び大統領に就任し、翌1974年に在職中に亡くなりました。
彼の政治思想「ペロニズム」は、民族主義・社会正義・反帝国主義を柱とし、現在もアルゼンチンの主要政治勢力として影響力を持ち続けています。
使い方・例文
アルゼンチンの政治や南米のポピュリズムを論じるとき、ペロニズムの創始者としてフアン・ペロンの名前は必ず登場します。
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