パラケラテリウムとは?
ぱらけらてりうむ
パラケラテリウムとは、新生代に生息した史上最大級の陸上哺乳類で、奇蹄目に属する巨大な角なしサイの仲間です。
パラケラテリウム(Paraceratherium)は、今から約3400万〜2300万年前の漸新世に中央アジアから東ヨーロッパにかけて生息していた大型哺乳類です。奇蹄目・ヒラコドン科に分類され、現生のサイの遠い祖先にあたります。
その体格は陸上哺乳類の中でも最大クラスとされており、肩高は約4〜5メートル、体長は7〜8メートルほどと推定されています。体重は10〜20トンに達した可能性があり、現生のアフリカゾウをはるかに上回る巨体でした。角を持たず、長い首と四肢を使って樹木の葉を高い位置から採食する「ブラウザー」型の植食動物だったと考えられています。
パラケラテリウムの発見は20世紀初頭にさかのぼり、中央アジアの地層から大型の骨格化石が相次いで報告されました。かつては「バルキテリウム」「インドリコテリウム」など複数の属名で呼ばれてきましたが、現在はパラケラテリウムに統一する見解が有力です。
その巨大な体は捕食者から身を守るうえで有利であり、長い首は他の草食動物が届かない高所の植物資源を独占できるという生態的な優位性をもたらしました。漸新世後期の気候変動による森林の縮小が絶滅の一因と考えられています。
使い方・例文
古生物の展示や図鑑で「陸上最大の哺乳類」として紹介される場面で登場します。現生のサイとの比較図が用いられることも多く、その圧倒的なスケールが視覚的に伝えられています。
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