パガン王朝のアナウラーター王とは?
あなうらーたーおう
パガン王朝のアナウラーター王とは、11世紀にミャンマー最初の統一王朝を築いたパガン朝の創設者です。
アナウラーター王(在位1044年頃〜1077年)は、現在のミャンマー(ビルマ)に存在したパガン王朝の実質的な創建者として歴史に名を刻む人物です。それ以前のイラワジ川流域には複数の小国が割拠していましたが、アナウラーターはこれらを武力と外交によって統合し、ビルマ人として初の統一国家を樹立しました。
彼の治世で特筆されるのは、上座部仏教(テーラワーダ仏教)の国教化です。タトン王国を征服した際、そこに伝わっていた上座部仏教の経典・僧侶・職人を大量にパガンへ連れ帰り、信仰と文化の基盤を整えました。これにより、パガンには多数の仏塔(パゴダ)や寺院が建立され、後のビルマ文化の礎が形成されました。
軍事面では周辺の諸王国を次々と従属させ、現在のミャンマーにほぼ相当する領域を支配下に収めました。また農業基盤の整備や灌漑事業にも力を注ぎ、国力の充実を図りました。アナウラーター王の業績は、ビルマ史において「統一・仏教・文化」の三本柱を同時に確立した点で今日でも高く評価されています。
使い方・例文
ミャンマーの歴史を学ぶ際、パガン王朝の創建者として必ず登場する人物で、「ビルマ最初の統一王」として教科書や歴史書に記載されています。
この用語をシェア
最終更新: