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バシュリクとは?

ばしゅりく

バシュリクとは、中央アジアや中東・コーカサス地方で伝統的に用いられてきた頭部・首・肩を覆う防寒用フード型の外被のことです。

バシュリク(bashlyk)は、主にロシア・コーカサス・中央アジアおよびオスマン帝国圏の民族が着用してきた、頭部から肩にかけてすっぽりと包む形状のフード付き外被です。もとはトルコ語で「頭のもの」を意味する語を語源とするとされています。

形状は円錐形またはとんがり帽子状の頭頂部を持ち、両端に長い垂れ帯(ラップ)が伸びており、首や肩に巻き付けて固定できる構造になっています。素材はウールや毛織物が主流で、厳冬期の屋外活動や騎馬での移動時に顔や首筋を風雪から守る実用品として発展しました。

ロシア帝国時代にはコサック兵やコーカサス山岳民族の軍装の一部としても採用され、19世紀の軍事資料や民族誌的記録に多く登場します。地域によって刺繍や装飾が施された礼装用のものも存在し、民族的アイデンティティを示す衣装としての役割も担ってきました。

現代では伝統衣装・民族舞踊の衣装として受け継がれており、アウトドア用品としてバシュリクに類似したデザインのフードウェアも普及しています。民族衣装の文脈では、その地域固有の防寒知恵と美意識が凝縮した一品として評価されています。

使い方・例文

コーカサスの民族舞踊の衣装紹介や、ロシア帝国時代の軍装を解説する歴史資料などで「バシュリク」という語が登場します。

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